ネットビジネス詐欺の件数は年々増加しています。
ネットビジネス詐欺の代表的なものは次の2つです。
高額なセミナーに申し込んだのに、連絡が取れない。
情報商材の購入を勧められたが、その方法では全く稼げない。
詐欺師は、簡単に稼げるという触れ込みでネットビジネスを勧めてきますが、本当に稼げるノウハウは教えてくれません。
お金をもらうだけで、収入が増えないのであれば、何も得るものはありません。
国民生活センター(NCC)によると、情報商材に関する詐欺の相談件数は増加傾向にあり、2013年と比較して2017年は7倍に増加し、2018年以降も増え続けているとのことです。
もちろん、情報商材以外の詐欺もありますので、より注意が必要な状況だと言えます。
目次
詐欺に遭いやすいネットビジネスの5つの特徴
ネットビジネスには、安全なものと詐欺にあうものがあります。
具体的には、以下のようなものが詐欺になりやすいと言われています。
もし、あなたが現在勧誘を受けているネットビジネスが、下記の5つのどれかに該当するのであれば、考え直した方がいいかもしれません。
見知らぬ人から突然連絡がある
SNSのダイレクトメッセージでいきなり誘われるネットビジネスは危険です。
ほぼ間違いなく詐欺です。
本当に良いオファーであれば、わざわざ見ず知らずの人に伝えないはずです。
あえて連絡してくるということは、あなたを詐欺に巻き込もうとしている可能性が高いのです。
会ったことのないフォロワーや、数年ぶりに連絡があった旧友からの話には要注意です。
親しくなってから紹介された場合や、すぐにネットビジネスの話をされた場合は、疑ったほうがよいでしょう。
絶対に儲かると言われる
ネットビジネスに限らず、世の中に「確実に」儲かる方法というのは存在しません。
100%稼げる」「何の努力もせずに確実に◯◯万円稼げる」と言われたら、それはほぼ詐欺です。
たしかに、ネットで稼ぐ方法にはローリスクなものがたくさんあります。
しかし、当然ながら期待したほどの収益が得られなかったり、費やした時間が割に合わなかったりするケースもあります。
断定的な表現は誇大広告である可能性が高いので、注意が必要です。
稼ぎをアピールされる
私はしっかり稼いでいる」という過度な主張も怪しいものです。
本人がお金を持っているフリをしているだけかもしれません。
ネットビジネスで本当に成功している人は、そこに至るまでに様々な試行錯誤を繰り返しています。
何もせずに簡単に稼いだわけではないので、ビジネスを紹介しても、過度な稼いでるアピールをすることはないでしょう。
何の根拠もなく、「私はこんなに儲かっている、あなたも儲かる」と言われたら、疑ってかかることです。
初期投資が必要
初期投資が必要だと言われたら、何に手をつけているのか確認しましょう。
もちろん、ネットビジネスの内容によっては、初期投資が必要なものもあります。
例えば、商品を販売するのであれば、仕入れのためのお金は必ず最初に必要です。
そのため、必ずしも「投資=悪」というわけではありません。
ただし、納得のいかないものへの出費は避けた方がよいでしょう。
例えば、1万円のセミナーに参加しないと儲かる方法がわからないとか、30万円の儲かるツールをまず買わないといけないとか、そういう話を聞くことがありますよね。
ネットビジネスの具体的な内容を聞かされないまま、最初に料金を支払うように言われたら、一度立ち止まって考えてみるべきでしょう。
勧誘が強引である
勧誘が強引なネットビジネスは避けましょう。勧誘が強引な場合は、ネットワークビジネスやマルチ商法である可能性が高いです。
紹介した人が入会すると得をするからと、多少無理をしてでも誘ってきます。
また、「今しかない」「すぐに決断してほしい」など、急かされるような場合は、やめたほうがいいでしょう。
本当に儲かる内容であれば、周りの人がチャレンジしなくても問題はないはずです。
わざわざ無理に取り込む必要はないのです。
自分自身が関わりたくないのであれば、強引な勧誘に乗らないことです。